平成27年9月18日、県立長狭高等学校と、カリキュラムをサポートする亀田グループの学校法人鉄蕉館、医療法人鉄蕉会、社会福祉法人太陽会の4者で教育連結協定を締結しました。平成26年度から設置されている同校の医療・福祉コースでは、1年次に約160名の全生徒が医療と福祉の実態や職種を理解するため、医師や看護師をはじめ各種医療専門スタッフが出前授業の外部講師として授業を展開していました。
2年次以降は医療コース、福祉コースに各20名程度が進む形で、必要な単位を取得しながら資格取得や進学に備えて学習を重ねていきます。
亀田グループは、これまで講師としての人材派遣などでカリキュラムに協力しているが、相互の信頼関係で実施していたことから、1期生の本格的な医療体験のスタートに合わせ、授業や実習の効果的な運営を図るためこのたび書面を交わしました。
協定は、各機関が保有する資産、情報、知識及び技術を用いて相互協力し、地域における医療、福祉の発展に資することを目的としており、具体的な案件の協議決定、秘密保持、平成28年3月までの協定有効期間(以降1年更新)などを定めています。
締結式に出席した亀田省吾、信介両理事長は「長狭高の医療・福祉コースは、われわれの学校、機関に優秀な人材が入ってきてくれる最も重要なソースでもあり、期待している。協定は今後10年、50年、100年と関係を続けていくスタートライン。大いに協力していきたい」などと挨拶をしました。
締結にあたり渡邉校長は「高校で医療・福祉コースを持ち、地域医療と連携して高いレベルの教育を提供できているのは全国的にもまれ。さらに4者がタイアップを強め、地域の医療・福祉人材の育成、さらに地域活性化につながれば」。
また、生徒代表として医療コース2年の石井百萌香さんが「楽しみにしていた亀田医療大学、亀田メディカルセンターでの医療実習が始まった。充実した環境で学べる私たちは幸せ。先生方から学んだことを自分のものにして、信頼される看護師になりたい」。福祉コース2年の川崎亜弥さんが「2年生から本格的に始まった資格取得授業は、亀田グループの先生の指導で充実している。現在学んでいる介護職員初任者研修の資格を生かす仕事に就きたい。これからも一生懸命勉強して、医療・福祉コース1期生として頑張りたい」と、それぞれ決意表明をしました。