2014年4月15日に、市民公開講座“川島みどり先生講演会”と今泉文子監督作品「ナイチンゲール『看護覚え書き』より、病気は回復過程である」の上映が本学の学生会館「ミズキホール」にて開催されました。
川島先生の1回目の講演会では、“『看護の過去・現在・未来』ー今あらためて看護を語るー ”のテーマでお話いただきました。「63年間、看護職に携わり、疑問の連続であることが、看護師を続けさせました。生まれ変わっても、また看護師になりたいです。看護師としてやり残したことがきっとあるから。」とのお言葉に、川島先生のバイタリティの凄さを感じることができました。
映画では、ナイチンゲールの看護に注いだ情熱と、彼女の軌跡を知ることができました。学生たちも、看護の原点であるナイチンゲールについての内容を、とても熱心に見ていました。
2回目の講演会では、『戦争と医療』のテーマでお話いただきました。川島先生から、戦時中の医療に関わるデータに基づくお話を伺い、まだまだ知らないことがたくさんあり、私たちが戦時中のことをしっかりと知ることが、本当の平和社会には必要であると実感することができました。
1回目と2回目の講演会で、川島先生の共通したメッセージは「人間の尊厳」の重要性でした。私の心に一番響いた言葉は、“『何もできなくても、そばにいて欲しいと思ってもらえる人としての器』を身に付けて欲しい、そのためには教養を学ぶことが大切である“とのお言葉でした。
本学の学生にとって、学生時代に川島先生のお話が聞けたことは、とても貴重な体験となりました。川島先生、今泉監督、本当にありがとうございました。
川島みどり先生
今泉文子監督
本学学生による花束贈呈