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お知らせ

令和2年度学位記授与式レポート 2021/03/04

看護学部の卒業生の皆様

大学院の修了生の皆様

 令和3年3月4日(木)亀田医療大学学生会館4階ミズキホールにて、看護学部看護学科第6期生66名及び大学院看護学研究科1期生9名の学位記授与式が執り行われました。
 今回の学位記授与式は新型コロナウイルスによる新型肺炎の発生状況を鑑み、卒業生と大学職員のみで挙行されました。
 式では、学位記授与、表彰などが行われました。式終了後には4年間お世話になった先生方に対し、卒業生から花束の贈呈がありました。
 今回は外部の皆様にご来場いただくことが出来ませんでしたので、本ページではできる限り式の模様をお伝えしたいと思います。

学位記授与

看護学部生代表の学位記授与

大学院生代表の学位記授与

表彰

学長告示

学長告示 全文

 亀田医療大学看護学部6期生66名、そして、修士課程大学院1期生9名の皆様、本日は、卒業誠におめでとうございます。今年度の学位授与式は、昨年度同様に新型コロナウイルス感染症の影響で、誠に残念ながら、卒業生と教職員・役員のみの参列となりました。本日の式典を楽しみされていた保護者の方々や、ご多忙の中、ご列席を予定されていたご来賓や関係の方々のご理解を、教職員・役員を代表してお願い申し上げます。
 さて、看護学部卒業の皆様は、本学で4年間実践重視の看護教育を受けてきたと思います。しかしながら、毎年必ず述べることではありますが、4月から看護師として、実際の病院や、医療現場で働き始めると、様々な場面で当惑すると思います。学生の時の実習と、看護師としての勤務には大きな隔たりがあります。また、患者さんに対して責任があるのと、ないのでは大きな違いがあります。医療には経験が大切です。知識があっても、技術や手技が伴わないと役に立ちません。技術は、経験に伴い徐々に身についてきます。一朝一夕にはいきませんが、決してあせらないで下さい。特にようやく日本でも予防接種が始まりましたが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの中、臨床現場へのデビューは、不安も大いに感じているとお思います。しかし、今日ほど世の中が、看護師の力を必要としている時代はなかったと思います。皆様のロールモデルでもあるフローレンス ナイチンゲールは、まだウィルス発見前の約170年前、悲惨な戦場において、まさに戦傷者の感染症対策・衛生管理を徹底的に改革し、多大な成果を上げた先駆者です。決して臆することなく、着実に実力をつけ、社会で活躍してください。そしてこのような貴重な経験を活かして、数年後には優れた後輩の指導者に育って下さい。また亀田メディカルセンターには、頼りになる先輩たちが数多く活躍していると思います。ぜひ、先輩たちと連携・協力して、どこにも負けない亀田医療大学ブランドを作り上げて下さい。
 一方、これからの看護師の道は、極めてダイバーシティに満ちた、発展性のある、やりがいのある職種かと思います。また、これは、現在の感染症だけではなく、超高齢化を迎えた日本の社会、そして変革期を迎えた、日本の医療界からの要請でもあります。亀田メディカルセンターでは特定行為研修がスタートしましたが、これからは、このような、より高度な専門性や裁量権のある看護師が、臨床や在宅の現場で求められるようになってきます。また、本学では、昨今、保健師不足が叫ばれている中、本格的に保健師の養成が始まります。さらに、2019年に開設された大学院でも、高度実践看護師教育課程が認可され、来年度から、まず精神看護、がん看護領域における教育を開始します。高度実践看護師とは簡単にいえば高度な看護知識・技術を持ち、卓越した看護ケアを提供でき、役割として様々な保健医療場面の調整を行える認可を持った看護師です。 私どもは常々、県南随一の看護教育、看護学研究施設を目指しておりますが、このように皆様方の母校は、進取の気性に則り、着実に進化していることを知っていただきたいと思います。そして皆様方の将来の多様な選択肢、可能性に対して亀田医療大学と亀田メディカルセンターは、十分支援可能ですので、卒業後も目標を明確にして自己鍛錬、自己啓発を続けて頂きたいと思います。
 お待たせいたしました。大学院修士課程1期生の9名の皆様、修士の学位取得、誠におめでとうございます。特に社会人の方々は研究遂行・論文作成と職場との両立は大変だったと思いますが、一人の落伍者も出さずよく頑張っていただけたと思います。これからの臨床現場でのさらなるリーダーシップの発揮を期待しています。しかしながら、看護研究からみれば、修士というのはやっと研究者として入り口に立ったに過ぎません。これからもこの二年間で培ったリサーチマインド、研究手法を忘れずに臨床研究活動を継続し、志ある方は、博士課程への進学も目指していただきたいと思います。
 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下、簡単ではありますが、以上をもちまして亀田医療大学 看護学部6期生、修士課程大学院1期生 学位記 授与式に当たり学長告辞と致します。


令和3年3月4日
学校法人鉄蕉館 亀田医療大学 学長
橋本 裕二

理事長式辞

理事長式辞 全文

 卒業生の皆様、本日はご卒業おめでとうございます。
 本来であれば、ここに保護者の皆様や、多くのご来賓にお越し頂くところですが、新型コロナウイルス感染症(以下COVID-19)の感染防止対策の為に、卒業生と教職員のみの卒業式となってしまいました。保護者の皆様は、大変がっかりされている事と存じます。
 亀田グループとしては、昨年の1月29日に武漢からの帰国第一便の方々を勝浦ホテル三日月に収容した際、亀田総合病院のスタッフたちが帰国者たちの健康チェックや感染管理対策をはじめとしたサポートを行ったところからCOVID-19との戦いが始まりました。早いもので、もう1年以上経過したことになります。
 COVID-19の感染拡大は予想を超え、あっという間に世界中に広がりました。それに伴い、人々の生活も経済活動も教育機関も大きく変化する事を余儀なくされました。マスクの着用、手指消毒を頻回に行う生活が当たり前になり、東京オリンピックを始めとした様々なイベントが延期または中止となり、宴会やパーティー、多人数での会食なども禁止され、人々は正に戦時中に匹敵するような制約の中で生活をして来ました。更に、飲食業や観光業を始めとしたサービス業の皆様は、未だに出口の見えないトンネルの中で苦しんでいるのだと思います。
 我々医療者は、いつ自分が感染するかわからない環境の中で、目に見えない敵と最前線で戦い続けています。多くの人々はその行動に対して賛辞を贈って下さっています。今まででは考えられないスピードでワクチンが開発、認可され、ようやく、我々も一つの武器を持つ事が出来ました。皆様も優先接種の対象者です。優先接種を受けられるという事は、人々が我々医療者を頼りにし、期待しているという事です。COVID-19が感染拡大している時も、従来と変わらず、様々な病気に対応しなければなりません。医療従事者がCOVID-19に感染したり、濃厚接触者として仕事ができなくなることは、正に医療崩壊に繋がります。今回供給されるワクチンは、効果も安全性も非常に高いと言われています。是非、皆さま全員がワクチン接種を受けて下さる事を期待しています。
 また、今回のパンデミックでこれまでの常識が大きく変わったことが多々あります。特に、テレワークやオンライン授業、オンライン学会などに代表されるように、今までは大勢の人たちを集めて行うのが当たり前だったものが、この1年で、オンラインで行われるようになり、それらの技術の進歩や、機器の普及も進みました。アフターコロナの社会ではそれが常識となると思います。多くの有識者が言っているように、東京をはじめとした都市部への人口集中が緩和され、新しい社会づくりのスタートとなるかもしれません。皆様は、この極めて大きな時代の変革期に、看護師として社会に巣立ちます。医療は重要な社会基盤であり、社会の変化に合わせて、人々から求められる医療サービスを提供していく事が重要です。そのため、医療者として、人に対する愛情や仕事に対する使命感など、どのような時代でも変わらない価値観を持ち続けることが何より重要だと私は思います。
 私自身もこの1年、様々な出来事があり、人生を振り返ったり、改めて、人はどう生きるべきかなどを考えさせられました。皆様の卒業にあたり、私が落ち込んで考え込んでいる時に、看護師である私の娘が送ってくれたマザー・テレサの言葉を皆様にお贈りしたいと思います。マザー・テレサはキリスト教のシスターであり、インドで貧困者に対する様々な活動に生涯をささげ、ノーベル平和賞を受賞されました。数えきれないほどの名言、格言がありますが、その中の一つです。私はキリスト教徒ではありません。俗に言う無宗教ですが、この言葉の中には、医療者として、人として幸せに生きるための真理や、リーダーシップの本質が含まれていると思います。

マザー・テレサの名言
人はしばしば不合理で、非論理的で、自己中心的です。
それでも許しなさい。
人にやさしくすると、人はあなたに何か隠された動機があるはずだ、と非難するかもしれません。
それでも人にやさしくしなさい。
成功をすると、不実な友と、本当の敵を得てしまうことでしょう。
それでも成功しなさい。
正直で誠実であれば、人はあなたをだますかもしれません。
それでも正直に誠実でいなさい。
歳月を費やして作り上げたものが、一晩で壊されてしまうことになるかもしれません。
それでも作り続けなさい。
心を穏やかにし幸福を見つけると、ねたまれるかもしれません。
それでも幸福でいなさい。
今日善い行いをしても、次の日には忘れられるでしょう。
善を行い続けなさい。
持っている一番いいものを分け与えても、決して十分ではないでしょう。
それでも一番いいものを分け与えなさい。

 皆様が経験してきた厳しく辛かった1年は、皆様に無形の財産として蓄えられています。それらを糧に、今後の新しい社会で、人々から尊敬され、信頼され、社会で幅広く活躍する看護師に、そして人間に成長されますことを祈念し、私の式辞といたします。

令和3年3月4日
学校法人鉄蕉館 理事長
亀田 省吾

記念品贈呈

 卒業生の皆さんより記念品の贈呈がありました。

卒業生謝辞

謝辞 全文

 厳しい寒さもようやくやわらぎ、この鴨川の地でも少しずつ春の風を感じられる季節となりました。本日は、私たち卒業生のためにこのような式典をご用意くださり、誠にありがとうございます。ご臨席を賜りました学長を始め、ご多忙にもかかわらずご出席くださった先生方に、卒業生一同、心より御礼申し上げます。
 今日に至るまでの4年間を振り返ると、長かったように思う反面、一瞬だったようにも思います。4年前の4月、新たな地でスタートする大学生活への戸惑いや、これから待ち受けている講義や演習、そして臨地実習に対する緊張と不安など様々な思いを抱えて臨んだ入学式を思い出します。
 亀田医療大学での4年間は、楽しいこともありましたが、辛いことや大変なことも多くありました。特に学習面では、1つ終えても次々と与えられる課題や技術テスト、そして筆記テストが辛く、逃げ出したくなることもありました。学生生活での思い出は語りつくせないほどあります。しかし、そのなかでも、誰の心にも3年生のときの臨地実習での学びは最も思い出深く残っていることと思います。臨地実習では、様々な領域の実習を通じて、患者様の個別性に重点を置いたケアについて何度も考えさせられました。どうしたら患者様の苦痛を取り除くことができるのかについて考えました。時には思い描くケアができない自分に悔し涙を流すこともありました。また、臨床指導者や大学の先生方から厳しい指導を受け、実習を投げ出したくなることもありました。しかし、その厳しい指導があったからこそ、私達は患者様への適切な関わり方や自分の目指す看護観について深く考え、自分なりの答えを導きだすことができるようになりました。
 最終学年を迎えた2020年には、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行のために、私たちの学習環境は大きく変化しました。予定されていた選択実習は病院で行うことができなくなりました。新年度の始まった4月からは大学自体が閉鎖され、講義を受けられない日々が続きました。6月から大学での対面授業が始まりましたが、今年1月9日には再び大学が閉鎖されました。ちょうどその頃は毎日大学で、友人とともに励まし合いながら、国家試験の追い込み勉強をしていたため、大学の閉鎖によって、私たちは非常に辛く、不安な日々を過ごさなければならなくなりました。しかし、このような日々があったからこそ、どんな状況下でも私たちを支えてくださる人たちのありがたさを改めて実感することができました。
4月からは、病院で看護師として働く者、進学する者などそれぞれ進む道は異なります。これからも様々な困難が私たち全員に待ち構えていることでしょう。しかし、この亀田医療大学で学んだことを活かし、看護師として人の命に携わっていくことへの責任の重大さを常に忘れずに、患者様と向き合っていきたいと思います。
 最後になりましたが、多くの学びを与えてくださった先生方、様々な場面で支えてくださった大学関係者の皆様、看護師への道を応援してくださった患者様、私たちの大学生活に関わってくださった全ての皆様に、深く御礼申し上げるとともに、これまで私たちの成長を見守り続けてくれた家族に感謝いたします。
そして、私たちの母校となる亀田医療大学の一層の発展を祈り、謝辞とさせて頂きます。

令和3年3月4日
亀田医療大学看護学部看護学科 卒業生代表

大学校歌「夢の翼」演奏

 本学校歌「夢の翼」と卒業生の4年間の写真が上映されました。

(式後)卒業生からの花束贈呈

 卒業生から4年間お世話になった先生方に花束が贈呈されました。

お祝いメッセージ

 たくさんの卒業生へのお祝いのメッセージを頂きました。ありがとうございました。