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学長挨拶

 大学ホームページで述べる挨拶としては大変不本意なことですが、新型コロナ感染症により世界中が未曽有の危機に陥っています。国内でも非常事態宣言が5月一杯に延長され、大学も休業状態が継続しています。この3月5日には第5期生70名が看護学学士となり卒業しました。今年の第109回看護師国家試験も昨年に続き高い合格率を維持することができました。学位授与式は卒業生と役員、教職員のみで何とか行うことができましたが、今年度に入学された学部第9期生81名、大学院2期生10名の皆さん方にとっては、入学式は中止となり、講義、実習開始も1か月以上の延期を強いられております。オンライン授業等で何とか遅れを補うつもりですが、やはり十分とは言えないでしょう。この感染症の終息を願ってやみませんが、まだまだ先行きは不透明かつ流動的あり、予断を許すことはでません。実は私自身も、もう半世紀も前になりますが大学の入学式が中止になった経験があります。その原因は当時の学生運動、大学紛争であり、世の中はむしろ活気に満ちており、今回のような不気味な不安感、恐怖感はありませんでした。

かといっていつまでも座して待つわけにはいきませんので、これからの大学の方針としましては、感染対策、感染防御を十二分に行い、オンライン授業など可能なところから修学を再開していきたいと考えています。学生諸君のみならず教職員も初めての経験であり、色々と試行錯誤があるかとは思いますが、本学のキャッチフレーズEnterprising Spirit(進取の気性)を持って立ち向かっていきたいと思います。
 今まで以上のステークホルダーの方々のご支援、ご協力を何卒お願いいたします。
 本年度より保健師教育課程が学部に開設されました。このところ保健所業務が俄かにクローズアップされていますが、数年後には本学からも保健師を社会に輩出していきます。また昨年度開設された大学院に来年度には高度実践看護師養成コースを設置すべく申請準備を始めております。本学~JR君津駅間のスクールバスも大学再開次第運行を始めたいと思います。またこの度のことで経済的に困窮した学生への支援も喫緊の課題と考えております。
 末筆になりますが、コロナ禍の中、皆様方のご健康と、やがては地球上の全てが平常に戻ることを祈念して、例年と比べかなり変則的となりましたが、学長メッセージといたします。

令和2年5月
亀田医療大学学長
橋本 裕二